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サンゴの分類 その4

どもども。

これまで3回にわたってサンゴなんなのさ?について書いてきましたが、正直言ってこれからホビーアクアリウムを始めていこうとしている方々にはあまり重要な知識ではなかったりもします。(^^;)
もちろん知っているほうが趣味としての幅が広がるという意味では大切な知識ではありますが、これらはあくまで学術上の分類であり、実はホビーアクアリウムの世界ではそれと異なる分類がなされてる場合があり、どちらかといえばそちらの方が必要だったりするんです。←もちろん、被る場合もあります。

では今回はそんな趣味としてのアクアリウムにおいての分類について触れてみましょう。


さて、
ホビ-アクアリウムの世界ではサンゴのことを大まかに以下の4つに分けて分類しています。

ハードコーラルとソフトコーラル

好日性と陰日性

SPSとLPS

浅場と深場


・ハードコーラルとソフトコーラル
これは固い石灰質の骨格をもつサンゴと持たないサンゴという意味で分けられています。
例えばミドリイシがハードコーラル、トゲトサカがソフトコーラルといった感じです。
20160227160738852.jpgミドリイシ ハードコーラル

20160229190623c99.jpeg
トゲトサカ ソフトコーラル

正確にはソフトコーラルに分類されているサンゴの中にも骨片と呼ばれる軟骨状のものが存在している種もいますが、ざっくりと分けられてます。
サンゴが死んだときにハードコーラルは石灰質の骨格が残り、ソフトコーラルは溶けてその場に何も残らないのも特徴的です。

好日性と陰日性
光合成を行っている種とそうでない種です。
サンゴには有藻性とそうでないのが存在します。
好日性のサンゴは有藻性で、褐虫藻という藻類と共生することで、栄養を摂取して生きています。
昼間は褐虫藻が光合成により作り出したエネルギーをサンゴが利用し、サンゴは光合成の結果発生する老廃物と住処を褐虫藻に提供することで共生関係が成り立っています。

陰日性のサンゴは有藻性サンゴ以外の光合成を行わないタイプのサンゴです。
光合成を行わないので補食によってエネルギーを得る必要があり、水流に乗って流れてくるプランクトンなどを捕らえて生きています。
その結果として水流を受けやすい扇形になったり、好日性サンゴよりもポリプを大きく発達させて捕食しやすい状態になっています。
20160229063703a89.jpg
ヤギの仲間 陰日性サンゴ(好日性の種もいます)


20160229190620aad.jpeg
キサンゴ 同じく陰日性 プランクトンを補食しやすい大きなポリプですね~

SPSとLPS
ポリプが小さいサンゴをSPS、ポリプが大きいサンゴをLPSといいます。
SPSはSmall polyped stony coralの略で、LPSはLarge polyped stony coralの略になります。
ただ、この分類には明確な線引きは存在しておらず、あくまでもその人の主観で決まっているようなところもあります(;´・ω・) 
20160302191342d79.jpeg
SPS ポリプが小さく密集していますね。


201603022100577a9.jpg
LPS ポリプひとつひとつがSPSに比べて明らかに大きいですねぇ 



浅場と深場
これも文字通りサンゴが生息している深度の事をいいます。
この分類の対象は主にSPS、特にミドリイシに対してよく使われていると思います。
じゃあそれぞれどれくらいなの?って話しなんですが、浅場だとひざ下くらい、極端な例では拳一つ分程度の場所でも生きています。
もちろん、干潮の際には空気中に露出することもあります。
20160229220313dc8.jpg
あくまでも主観ですが、水深3m~6m程度が浅場サンゴになるのかな?って思っています。

んで、深場なのですが、これまた主観ですが、10m~30mくらいのところだと勝手に想像しています。
この辺りは海水の透明度だったり日照条件にも左右されるのでこれまた曖昧な線引きに。。。
深場のミドリイシは浅場のミドリイシと違ってかなり個性的な形をしています。
浅場ミドリイシは全体的にゴツゴツしているのが多いうえに形態もテーブル型や鹿角型など非常にバラエティーに富んだ種が多いのに対し、深場ミドリイシは全体的につるっとした感じで、形態もテーブル型が圧倒的に多くなっています。
これは光の弱い推進少しでも多くの光を受けるためにこのような形態になったのかと思っていますが
いかがでしょうか?
あと浅場と違って強い波当たりがないことから繊細な形態でも生きていけるのではと考えています。
私はあまり深場のサンゴはくわしくないんでもっと勉強したいと思います(;´・ω・)
20160302214001a00.jpg
浅場ミドリイシ 主軸ポリプと放射ポリプでゴツゴツした形態です。

20160302190915878.jpg
深場ミドリイシ 放射ポリプは殆どなく、全体的にツルリとした印象です。

あ、これはミドリイシに関していえばですので、それ以外のサンゴ種であればその限りではありません。
宝石サンゴはなんと水深200mにも生息しているというから驚きです!





以上がホビーアクアリウムでのサンゴ分類になります。←とっても大まかな説明ですが(^^;)
で、この分類がどういう参考になるかといいますと、サンゴを飼育するうえで同じ環境に近い種類でまとめる方が断然飼育しやすいからです。

例えば、浅場ミサンゴと深場サンゴを飼育するだとか、好日性サンゴと陰日性サンゴを一緒に飼育しようとした場合、格段に飼育難易度が上がります。(;^ω^)

前者の場合、褐虫藻が喜びそうな強い光は深場サンゴにはダメージを与えることがありますし、また逆に弱い光では好日性のサンゴにとっては充分な光合成が期待できません。
後者の場合は陰日性のサンゴを飼育する場合、給餌が必要不可欠になりますが、別のサンゴ種にとっては残餌から発生する栄養塩によって弱らせてしまう事があります。
かといって給餌をおろそかにすると陰日性のサンゴが痩せて弱るという。。。
しかし、私も含め
初心者の時にはあれも入れたい!これもいいなあ♪と入れてしまう事が発生しがちです(^^;)
当然このような物欲に任せた飼育をしているといつか破綻する日を迎えることに(;゚Д゚)

もちろん、両立が不可能という訳ではありませんがこれを両立させるには豊富な水量&スペースと確かな観察眼が必要になってきます。








世界各国からサンゴ達は輸入されてくる今日この頃、どれがどんな生息環境だったか正確に知ることなどは難しいのが現実です。
ですのでこのあたりの違いを知る事で購入するするサンゴの線引きになるといいなあ・・・と思っています。
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サンゴの分類 その3

またまた続きっす。
しつこいようですが、サンゴは真核生物界刺胞動物門花虫綱に属する生物です。

ではこの花虫綱ってなんでしょ?
いつものようにさらりと触れてみましょう(`・ω・´)ゞ

花虫綱とは、刺胞動物の分類の一つで、大きな特徴として、他の刺胞動物とは異なり、クラゲの時期がなく、繁殖の際に精子と卵子を放出し、プラヌラという幼生を形成して海洋の基質に付着して増殖することがあげられます。←プラヌラ幼生時は移動することが可能。
この生殖方法を獲得することで、本来固着生活を送るサンゴたちは、広い外洋に分布することに成功しました。
また、増殖の際に自分のコピーを作り出して大きな群体を形成する種も多く存在しています。
20160211063855ec0.jpg
日本サンゴ礁学会HPより

花虫網の他に、ヒドロ虫網、鉢虫網、箱虫網、十文字クラゲ網、Polypodiozoa綱などがありますが、サンゴとは異なりますので割愛します。(笑)
花虫網は読んで字のごとく
花のようなポリプをしていますが、花虫網以外の刺胞動物、例えばヒドロ虫網などのポリプは細かい槍型の形状を呈するようです。
201602271100066fd.jpg日本サンゴ礁学会HPより

あ、ポリプ(polyp)とは刺胞動物の形態の一つで、基質にに固着して触手を広げるものをいい、もう一方の形態としてクラゲがあります。
刺胞動物はこのいずれかに該当しています。
花虫網は全てポリプ形態に該当していて、さらにそのなかでも六放サンゴ亜網八放サンゴ亜網の2グループにわけられます。
これらの特徴は、読んで字のごとく触手の数にちなんでおり、六放サンゴ亜綱は触手の数が6本または6の倍数であり、八放サンゴ亜綱の場合は必ず8本であることで分類されています。
201602271216447ae.jpg
六放サンゴ亜網 触手が6の倍数

20160227121646ce3.jpg
八放サンゴ亜網 触手が8本

ホビーアクアリウムでは一部の例外を除いて骨格を持つものに6放サンゴ亜網、骨格を持たないものに8放サンゴ亜網がそれぞれ多く流通しています。

サンゴの分類 その2

こんにちは(^_^)

さて、続きです(^_^)
前回は原核生物(細胞)について少しだけ触れましたが、今回は、真核生物界刺胞動物門花虫綱
刺胞動物についてさらっと書きたいと思います。

さて、刺胞動物とは。。
刺胞動物部門に属する生物の総称です。
20160211063855ec0.jpg
日本サンゴ礁学会HPより


イメージし易い生物としては、クラゲやイソギンチャク類等があげられます。
2016021619031024a.jpgミズクラゲ

20160221135808594.jpgミドリイソギンチャク.

もちろん、サンゴもその中に含まれてます。20160227021455846.jpg

このグループの最大の特徴は読んで字のごとく刺胞という細胞小器官を持っていることなのですが、これは簡単にいうと毒針で、触手に触れた瞬間に刺糸と呼ばれる毒針を発射して相手にダメージを与えることを目的とした器官です。
この器官は触れた瞬間に本人の意思とは関係なく反射的に射出されるようです。
毒性はオーストラリアの殺人クラゲことキロネックスイルカンジクラゲなど人が即死するレベルから触れても全く問題ないものまで様々ですが、サンゴ=特にホビーアクアリウムで流通しているという括りで言った場合、全くと言っていいほど無害ですのでご安心ください。
刺胞動物はその刺胞毒を用いて獲物を捕らえるものもいますが、サンゴ類に関しては防衛手段としての役目が主となっているようです。
201602271005172f6.jpg
ちなみに刺胞動物と有櫛動物をまとめて腔腸動物ともいいますが、これは体内に腔腸という口と肛門が一体になった非常に原始的な器官を持っていることからそう呼ばれています。

サンゴの分類 その1

こんにちは(^_^)

前回はリーフアクアリウムにちょこっとだけ触れたんですが、今回はもうちょこっとだけ進んでみたいと思います。

さて、リーフアクアリウムの主役と言えるサンゴとは一体どんな生き物なのか?
この辺ややこしい部分もありますが、触れていきましょう(^^)/

ではサンゴとは・・・・
真核生物界刺胞動物門花虫綱に属する動物です。

。。。これを見てぱっとイメージが思い浮かぶ方のほうが少ないかもしれませんね(;゜0゜)
地球上には多種多様な生態系が存在し、それに合わせた数多くの生物が存在していると言われてます。

その数なんと推定500~3000万種類とも考えられていて、これらの膨大な数の生物たちを分類するために界・門・網・目・科・属・種といった単位を設けている訳です。
特に数が膨大な場合、この単位に加えて亜門・亜網・上網・下網・区・上目・亜目・下目・上科・上族・族・亜族・亜属・亜種と更に細かく分類されます。

詳しくはこちらへどうぞ


さて、これを仮に○○ミドリイシというサンゴに例えた場合・・・
真核生物 刺胞動物 花虫 六放サンゴ亜網 イシサンゴ ムカシサンゴ亜目 ミドリイシ ミドリイシ ○○ミドリイシとなります。

・・・ますますややこしいですね(^^;)

しかも近年のゲノム解析から今まで定説とされていたものが覆されることも多く、今後の研究結果次第ではサンゴの系統樹にも変化があるかもしれません。
20160211063855ec0.jpg
日本サンゴ礁学会HPより

このサンゴの系統樹は別の機会に詳しく記事にできたらと思ってます。

しかし、、、しかしですよ!

これを知らないからといってサンゴが飼育できない訳ではありません。

むしろ実際に飼育していてここまで理解している方はかなり少数だと思います(笑)

そしてホビーアクアリウムにおいてはこういったサンゴ研究に基づいたものとはまた違う分類をしている場合もあり、むしろ趣味として始めようとしている方にはそちらを覚えたほうがいいような気も(^^;)

でもまあ、サンゴという生物を理解するためにももうちょっとこの辺りを掘り下げてみましょう。

では先程の分類に従ってサンゴとはどういう生き物なのかを何回かにわけてざっと説明していきます。


では第一回目として・・・


真核生物とは
簡単に言うと細胞内に核を持っている生物です。
20160211063805698.jpg

植物や動物・菌類などが該当していて、はっきりとした雌雄性を持ち、有性生殖の起源とも言われています。
反対に核を持たない生物を原核生物といい、大腸菌や放線菌・ラン藻・古細菌などの細菌が含まれます。
20160211063806ffa.jpg
真核生物にも原核生物にも「菌」が存在していてこれまたややこしい・・・(;´・ω・)

この他の違いとして、真核生物は細胞内に核膜で包まれた細胞小器官を持つために、原核生物と比べて細胞が約20~100倍大きいこと等がありますが、これ以上突っ込んでいくと更にややこしくなるのでこの辺にしましょう
(;´・ω・)

私の趣味

私はメインでリーフアクアリウムを趣味としていますが、それ以外にも"化石を採取"するという趣味ももっています。
それぞれ全く共通性の無いマニアックな趣味なのですが、リーフアクアリウムが8、化石が2くらいの割合で楽しんでいます(^_^)

このブログでは主にこの2つについて語っていければいいなって考えています。

今回はリーフアクアリウムの事を少々書きますね。

リーフアクアリウムとはマリンアクアリウムの1つの形です。
Wikipediaにも小難しい定義が乗っていますが、簡単に言えばサンゴをメインで飼育するスタイルのことです。
ちなみにマリンアクアリウムには魚メインの飼育とサンゴをメインとした飼育の2極化があるように感じます。

南国の透き通るような美しい海中で燦々と光を浴びる美しい魚やサンゴ達・・・
20160201170051cc7.jpg

あるいは光の届きにくい暗い海中で妖艶な触手を伸ばして生きているサンゴ達・・・

2016021618574003e.jpg

生息域が違えば生命たちは様々な姿で生命を謳歌してします。
そんな不思議な海の生き物を自宅に水槽を置いて飼っちゃおうという訳です。
でも海の生き物って飼うのは難しくないの?と疑問がわきませんか?
答えは・・・生体にもよりますが、単に飼育するだけならばそんなに難易度は高くないといえます。

ただこれは単に生かすだけという意味で、より良い状態を求めた場合にはこの限りではありません。
当たり前ですが、より良い状態のほうがベストです。
しかし、それを追求すると出費などを含めた費難易度は飛躍的に上がるでしょう(笑)

そこがまた趣味の醍醐味でもあるのですが。。。

とにかく今から始めようと考えられてる方に伝えたいことは、マリンアクアリウムは皆さんが考えられているほど敷居は高くないと思いますよ!!ってことです(^_^)
日本、いや、世界にはアクアリストの数だけ違う水槽があります。
それぞれのライフスタイルに合わせた飼育を始めてみませんか?

このブログでは私が飼育しているサンゴや魚の記録を含め、これからマリンアクアリウムを始めてみようかな?
と考えている人の為になるべく解かりやすく記事を書いていきたいと思います( ´∀`)

なお、書く記事によってはセオリーと違う事もありますが、そこはまあ、、1個人のスタイルとしてスルーして下さい(笑)

プロフィール

rin‐2

Author:rin‐2
リーフアクアリウムを趣味として幾数年・・
海洋盆栽を目指して日々珊瑚たちを観察しています(^_^)

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